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2008年、正月休みは特に主立った事はしなかったのですけど気持ちはとても充実した時間を過ごす事が出来ました。
前回の日記にも書きましたように、感動的な年を送りたいという今年の抱負なので、何か良い映画でもないかと探してみました。残念ながらピンとくるものを見つける事が出来ず(アースという映画はとても楽しみにしているのですが、公開がまだ先でした。。)、昨日ネットでディズニーの「白雪姫」を注文しました。

なぜに「白雪姫」なのか。
一部の友人はご周知のように、僕は結構なディズニーおたくなのです。
といっても、ある事がなければこのような趣味はなかったと思うくらい、それまでディズニーにはまるで興味がありませんでした。

そのきっかけとは、予備校生時代、友人がしきりにディズニーの「リトル・マーメイド」を観るようにと進めてきたのです。当時、まるで興味がなかった僕は「え〜?」という感じだったのですが、価値観や気のあう友人からの勧めだったので、友人いわく「だまされたと思って」ビデオテープを借りてみました。

とりあえず、観ない事にはその後の友人との関係にも困ってしまうので、観てみました。
オープニングのリアルな海底の表現や海の生き物たちの描写の美しさにまず圧倒されました。そこから始まる人魚姫のストーリーは息もつかさぬ展開でぐいぐいと映画の世界に引き込まれていってしまったのです。美しい画面と美しい楽曲(ミュージカル映画なのです)に今まで知り得なかった世界をみつけ、ただただ感動と興奮で最後には号泣してしまいました。リトル・マーメイドは僕にとり、とてつもなく大きな存在感の大切な映画です。(語り出したらきりがありません。)
その年、ロードショウで「美女と野獣」が公開されました。
リトル・マーメイドですっかりディズニーの魔法にかかってしまった僕は美女と野獣にもすっかりはまり、映画館に10回ほどは通って観まくりました。
美女と野獣はものすごい完成度の映画だと思います。僕の価値観からすると、一つの植物が種から花を咲かせ、また種を実らせるくらい、そのくらい完成度が高いと思ってしまうのです。

以上のように(全然語り足りないのですが)僕にとり、ディズニーの「リトル・マーメイド」と「美女と野獣」は揺るぎない作品となっているのです。
これらの作品はディズニー第二黄金期の幕開けで、後に「アラジン」や「ライオンキング」、「ポカホンタス」や「ムーラン」という名作を生み出すきっかけになっています。(ここにあげた映画はどれも素晴らしく好きなのですが、「リトル・マーメイド」と「美女と野獣」に携わった二人の名コンビ音楽家の余韻的なものとなってしまっているかもしれないのです。詳しく書くと長くなるので割愛させていただきます。)

前置きが長くなっていますが、僕はディズニーの第二黄金期のファンであり、当初の黄金期に関してはあまり興味を示さないでいました。
それは「リトル・マーメイド」と「美女と野獣」があまりにも素晴らしくこれを超えるものはないと思っていたからなのです。
ところが、昨年、数年ぶりに再会した知人とディズニーを語り合う機会があり考え方が少し変わってきていました。
その知人は僕以上にディズニーマニアなのです。彼女もまた
「リトル・マーメイド」と「美女と野獣」
に関してはとても高い評価を持っています。しかし、「一番好きな作品は?」と尋ねたところ迷いもなく「白雪姫」と答えたのです。白雪姫こそディズニーの最高傑作と言い放ちました。
僕はまだディズニーに興味を持っていない頃に断片的に白雪姫を観たような観ないような記憶で、のろのろとしてあまり面白そうな印象は持っていませんでした。それが「リトル・マーメイド」と「美女と野獣」の上にあるという彼女の言葉は鵜呑みには出来なかったのですが、「白雪姫」のことが気になってしまったのです。

前置きはこの辺にして。
正月休み最終日の夕方、滑り込みセーフで「白雪姫」のDVDが届きました。楽しみと不安な気持ちで早速観ました。
結果的な事を申しますと、始まりから終わりまで止めどなく興味と関心と感動が続き、最後は号泣させられました。第二黄金期のような快活なストーリー展開とは違うのですが、ゆっくりじっくり、全てのカットにすきのない展開は非常に濃密でおそらく一回観ただけでは全てを観尽くす事は出来ないものなのだと感じさせました。素晴らしい作品だと思いました。
「白雪姫」はウォルト・ディズニーの初の長編アニメーションです。彼のそこに込めた情熱は果てしなく想像つかないエネルギーを蓄えていました。その後、脈々とつながるディズニーの歴史の全てを動かす原動力となり、永久的なエネルギーを持った作品だと知りました。

「リトル・マーメイド」と「美女と野獣」はそれでも僕の中では大事な作品なのですが、「白雪姫」の計り知れない大きな器とそこに充満するエネルギーには恐れ入りました。
この映画を観て、ウォルト・ディズニーの偉大さとものづくりへの真剣な気持ちはあらためて尊敬に値するものと思い知りました。

一年の初めにこの映画に出会えたことにとても感動し、大満足しています。
僕も頑張らなくてはと!
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プロフィール
HN:
日出夜
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/05/09
職業:
絵師
趣味:
園芸 石集め
自己紹介:
東京ローカルバザール 
絵師/デザイナー
東京在住

1993年 多摩美術大学美術学部デザイン学科染織デザイン科入学。在学中に染色技法(友禅染、ろうけつ染、型染、しぼり染)、スクリーンプリント技法(染料、顔料、特殊プリント)を専門に学ぶ。

1997年 学部卒業後、同大学染織デザイン研究室(改組にて生産デザイン学科テキスタイルデザイン研究室となる)に入室。7年間に渡り教育現場とテキスタイルに携わりながら、「染色する」という工程から生まれる素材感や色彩効果を中心に自らの表現を模索する。

2004年 大学研究室を退職し次なる活動の場を探しつつ自由きままな生活をはじめる。財力も尽き果て明日をどう生きるか?くらいの窮地の中、絵画を日々の糧のために描く機会にめぐまれ、人とのつながりの大切さを思い知る。その時、絵画を描く中で純粋に美しい色と形が描き出す世界の奥深さと安堵感を再認識する。

2005年 東京ローカルバザールのプロジェクトに出会い、プロジェクトの意図することに深く共感と意義を覚える。「布」「染色」「絵」「人とのつながり」という自らの創作の複数のテーマを一つに現せる場所としてこのプロジェクトを認識しデザイナーとして就任する。

2006年1月 東京浅草に「東京ローカルバザール」開店。

迅速堀起成为世界知名的T恤品牌Tokyo Local Bazaar,设计师兼创办人日出夜利用他对染织设计的知识 ,将传统的印染技巧运用于现代的设计上,打造出一系列色彩夺目,抢眼独特的T恤。Tokyo Local Bazaar的专门店设在东京的游客区浅草,更为产品添上日本独有的下町气息。
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