忍者ブログ
070405
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

祭2010

実はこちらの新作、三社祭をイメージし昨年に作らせていただいたものなのです。
(2009/05/15に関連記事があります。)

洋型紙といわれる型染め用の紙に2mmほどのマス目を丹念に彫り込みました。神輿、左三ツ巴、投網、三社祭を象徴する図形を表現しています。
藍染とインディゴ染めのボディーにこの型紙を用い、抜染しましたものを2009年の三社祭開催を記念し、2点限定の非売品として店内に飾らせて頂いたのです。

三社祭開催中の展示でしたが、たくさんのお客様にこのTシャツが欲しいとのお声をいただきました。
それならばと、今年は藍染抜き染めではなくプリントに変更し(プリントの原稿は自ら彫った型を使ってます)、新作として発表させていただこうとお作りいたしました!

左三ツ巴

過去にも三社祭をイメージした他の柄がありますが、どれも神輿を具象的にとらえ、どちらかというと渋い印象のものだったと思います。
今回、お届けいたしますものは原画の作成は昔ながらの伝統技法ながらも、グラフィカルで、どこかしらポップな印象さえあるものに仕上がりました!

こちらの柄は
Unisex クルーネック半袖Tシャツ(三色展開)
Men's クルーネック半袖Tシャツ(三色展開)
にプリントされています。

浅草店、ネット店にて好評販売中です!

また、盛夏には藍染Tシャツに私の手による抜染を施した昨年の非売品バージョンも制作予定です。(少量ですが、お買い求めいただけるようにいたします。)
PR
「姿芍薬」入荷しています!
(柄のお話は、2010/04/13の記事をご参照いただけたら幸いです。)

今回はプリントのお話をさせていただこうと思います。
スクリーンプリントでの表現は赤、青、黄の三色を使いたい場合、通常は色数分の3つのスクリーンを用意します。
つまり、色数が増えれば増えるほどスクリーンの数も職人さんの手間もかかり、工賃が増えていきます。(現実的なお話ですみません…。)

当店のTシャツは全ての行程を日本の工場さんにお願いして作っています。
中国で大量生産されたTシャツとくらべるとどうしても高い値段を付けざるを得ないのです。

そこで、コストを抑えるにはいろんな行程(編み立て、縫製、染め、プリント、仕上げ)の中で「プリント」の色数を減らす事が真っ先に上げられてしまいます。
絵が命のプリントTシャツなのに、これいかに?
そんな気もするのですが、お客様に満足していただけ、さらにお求めやすいものを作る事はある意味、私の使命なような気がしています。

姿芍薬 部分

お話は「姿芍薬」に戻ります。
このTシャツのプリントをよくご覧いただき、数えられるだけの色を数えていただくと、パッと見でも3色、目の良い方であれば10色、20色、さらには顕微鏡を使ったらもう数えられないくらいの色がプリントされているのです。

とはいえ、それだけの色数分のスクリーンを用意したらものすごい工賃になってしまいます。この「姿芍薬」はそんな中、ぎりぎりまでスクリーンの数を減らしながらも、多色プリントの贅沢感を表現しているのです。

これが私の出来るコスト削減。
ただ削減するのではなく、それによって逆に表情豊かなプリントTシャツとなっているのです。(自画自賛)

姿芍薬 Tシャツ

こちらの「姿芍薬」は
Unisex クルーネック半袖Tシャツ(三色展開)
Ladies' Vネック半袖Tシャツ(三色展開)
Ladies' クルーネック半袖Tシャツ(二色展開、限定色!)
にプリントされています。

是非とも目を凝らしてプリントされた色数を数えてみて頂きたい一枚です!
登り龍 Tシャツ

「昇り龍」、入荷しています!
ここのところ、自分がばたばたしていて、職人さんのもの凄い勢いの仕事についていけずにご報告が遅れてしまってます…。依頼が遅くなったものの、ゴールデンウィーク前に納品を!と、いつもながら無理なお願いをしてしまったのですが(姿芍薬、昇り龍まで上げていただけるかどうか?と思ってました。)、こちらの想像以上にご協力いただき、その後の新作2点も上げていただきました。
浅草店とネット店に入荷していますこと、遅ればせながらご報告させていただきます。

さて、こちらの「昇り龍」のお話です。
(ブログ内検索で「昇り龍」、「筒描き」にて関連記事をご覧頂けます。)
原画は過去の日記でもお話させていただいたのですが「筒描き」という糊防染の技法を和紙にアレンジして作画しています。

出来上がりましたTシャツにもしっかりとその「筒描き」の味わい深い表情が現れました!
筆描きとも、型染めとも、ましてやCG等ともまるで違う独特な線の強弱とエッジ。とても時間のかかる作業でしたが、それだけに趣のある一枚が完成しました。

それから、この春の新作Tシャツのプリント表現に「とあるこだわり」があります。企業秘密でもありますのであまり詳しくはお伝えできませんが、「重なり合う表現」に注目しています。

登り龍 Tシャツ 部分

こちらの「昇り龍」にはほんの気持ちくらいの表現になっていますが、それがかえってアクセントとなり、グラデーションにてプリントされた「雲」と天を目指して昇って行く「龍」に奥行き感のある世界を生み出しています!

「昇り龍」は
MEN'S クルーネック半袖Tシャツ、5色展開(うち2色は追加生産の予定はありませんのでお早めに)
UNISEX クルーネック半袖Tシャツ、3色展開
と、なっています。

ゴールデンウィークもとうとう終わってしまいましたね。休みのとり方では今週末までさらにゴールデンな方々もおられるかもしれません。

ところで、ご報告が遅れに遅れている、新柄Tシャツの浅草店への入荷状況をお知らせいたします!

既に好評販売中の
「昇り龍」men'sサイズ/unisexサイズ
「姿芍薬」ladies'サイズ(Vネック、クルーネック)/unisexサイズ
「祭2010」men'sサイズ/unisexサイズ
近日中に
「和三盆」men'sサイズ/ladies'サイズ

続々と入荷しています!
僕の画像処理作業がとても追いつかずにネット店への入荷はもうしばらくお待ちください。申し訳ありません。

ちょっとだけ準備ができた「姿芍薬」の画像を載せますので、どうぞご覧くださいませ!
姿芍薬 Vネック

姿芍薬 五色展開!
姿芍薬_デザイン

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」、なんとも美しい響きではありませんか?そんな風に形容される美しいお方を草葉の陰からでも拝見してみたいものです。

今回の「姿芍薬」は美人の形容としての表現とはちょっと違うかな?と思っています。なにより、そういう例えに選定された「芍薬」の凛とした様子を描きたかったのです!

芍薬にはとても華やかな花ではあるものの、どこか清楚な落ち着いた魅力を感じます。牡丹とはそのあたりがちょっと違うのかもしれませんね。(知ってましたか?牡丹は「木」で、芍薬は「草」なのですよ。似ていても大違いです。)


姿芍薬_デザイン_部分

シャンとした葉や茎の上にふわりと花びらを広げる、そんな「姿」、「芍薬」を描いています。次々に花が立上がってくるようなイメージで、蕾から咲ききったものまで表現しました。

前回お知らせしました「昇り龍」と同様、こちらも葉脈の表現や花びらの表現に味のある線画が望ましいと考え、「友禅」技法の「筒描き」にて原画を作成しています。
画像からは伝わりにくいかもしれませんが、絵筆やコンピューターが描き出す線とはまるで趣のちがう表現になりました!


こちらの「姿芍薬」、それから「昇り龍」はそれぞれ5色展開で制作中です!通常はだいたい3色展開なのですが。よりどりみどり、お好きなものを見つけて頂けたら幸いです!
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/18 Gutuatiette]
[01/05 Sawlunlilusia]
[04/18 じじ]
[04/14 日出夜]
[04/07 じじ]
最新TB
プロフィール
HN:
日出夜
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/05/09
職業:
絵師
趣味:
園芸 石集め
自己紹介:
東京ローカルバザール 
絵師/デザイナー
東京在住

1993年 多摩美術大学美術学部デザイン学科染織デザイン科入学。在学中に染色技法(友禅染、ろうけつ染、型染、しぼり染)、スクリーンプリント技法(染料、顔料、特殊プリント)を専門に学ぶ。

1997年 学部卒業後、同大学染織デザイン研究室(改組にて生産デザイン学科テキスタイルデザイン研究室となる)に入室。7年間に渡り教育現場とテキスタイルに携わりながら、「染色する」という工程から生まれる素材感や色彩効果を中心に自らの表現を模索する。

2004年 大学研究室を退職し次なる活動の場を探しつつ自由きままな生活をはじめる。財力も尽き果て明日をどう生きるか?くらいの窮地の中、絵画を日々の糧のために描く機会にめぐまれ、人とのつながりの大切さを思い知る。その時、絵画を描く中で純粋に美しい色と形が描き出す世界の奥深さと安堵感を再認識する。

2005年 東京ローカルバザールのプロジェクトに出会い、プロジェクトの意図することに深く共感と意義を覚える。「布」「染色」「絵」「人とのつながり」という自らの創作の複数のテーマを一つに現せる場所としてこのプロジェクトを認識しデザイナーとして就任する。

2006年1月 東京浅草に「東京ローカルバザール」開店。

迅速堀起成为世界知名的T恤品牌Tokyo Local Bazaar,设计师兼创办人日出夜利用他对染织设计的知识 ,将传统的印染技巧运用于现代的设计上,打造出一系列色彩夺目,抢眼独特的T恤。Tokyo Local Bazaar的专门店设在东京的游客区浅草,更为产品添上日本独有的下町气息。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
忍者ブログ / [PR]
/ テンプレート提供 Z.Zone